観終わって、まず最初に思うことは、
この物語に“パーフェクトワールド”って題名を付けるかぁ?である。
相当の深読みがいるんじゃない?と思ったら、これもクリント・イーストウッドの映画だったのね。
囚人が父親のいない子供を人質に連れての逃避行。
# その囚人役がなんとケビン・コスナーなんだから、
# やっぱ普通じゃないんだろうなとは想像がついたわけですが。
やがて彼らは父子のように、、、ま、やっぱりね。
それを追う警官役がクリント・イーストウッドだったり。
けれど、実はその囚人もかつては不遇な目にあった人生を送った人間であったのだ。
そして、最後の最後には、、、あまりにも哀しい結末でありました。
しかしなぁ、、、
運命とは如何なるものか、つくづく考えさせられてしまう。
そして“パーフェクト・ワールド”というものは、
永遠に手に入らないものをいうものかもしれない。
P.S
私は、子ども食堂で勉強を教えていたりもする。
そこでもやはりどうにも不遇な子どもに出会うこともある。
私は運命論者ではないけれど、どうにも逃げられなくなってしまう運命も確かにある気がする。
まだ彼らは、この世に生まれて10年前後しか経ってはいないけれど、
既にその身に付いた不運を巻き返すことが難しくなっている子もいる。
なんだろうなぁその運命って。
もう祈るしかないところに人間の不完全さ、ひ弱さをつくづく思う。