哀しい。
哀し過ぎるでしょ。
2004年、フランス・ギリシャ・イタリア製作。
時代は、ロシア革命の頃。
オデッサ(今のウクライナね)を追われた人々がギリシャに戻ってきて築いた村でのこと
まだ少女のエレニが、双子を生み終えて村に帰ってくるシーンから始まる。
# ざっくりあらすじを書いてしまう。
生まれた双子は、そのまま養子に出され、
自分を育ててくれた養父からは結婚を迫られ恋人と逃避行。
養父に追われ、逃げながら旅芸人となり
途中罪をかぶせられ長い間投獄の身にもなる。
双子の息子たちと再会しながらも二人とも戦争で亡くし
寄り添い続けた恋人も戦地沖縄で亡くなる。
# ザックリ過ぎるな。
ある意味、様々なコトが悲劇でしかない。
ごくたまに訪れる幸せなシーンは、実に儚い。
ただ、その時代のことも地政学的なことも知識がほとんどない私は、
深く意味が分かってないんだろうな。
監督が表しかったこと、残したかったことがよくわからずにいる。
どのシーンも綺麗で抒情もあるけれど、とても間が長い。
# 映画は、170分。
ギリシャ悲劇の物語、、、心して鑑賞されたし。
ただし、おススメ度は低。
P.S
実に三部作の一作目で、二作目は「エレニの帰郷」へと続く。
ただ、三作目は製作中に監督が事故に遭い未完のままだそうで、、、
二作目の鑑賞は、やめときます。m<._.>m