2025年10月9日木曜日

藤田嗣治 絵画と写真

今、名古屋では、“アクティブシニアキャンペーン”なるものが開催されており、“敬老パス”を持っていると、市中で様々な特典が得られます。

そのひとつに“名古屋市美術館に期間中何度でも無料で入場できる”っていうのがあって

# ただし、特別展は、別途観覧料が必要。

ウォーキングがてら行ってみるか、と名古屋市美へ。

そしたら、そうだった、今、特別展「藤田嗣治 絵画と写真」を開催中だった。

何となく藤田嗣治については、満腹感を感じているけれど、ま、ここまで来たのなら見ていくか、と1800円投入。

今回は、タイトル通り、写真が目立ってた。
藤田の撮った写真や、藤田の作画風景や何気ない姿が写真でたくさん見られたのは珍しかったかもです。

中でも特に面白かったのは、藤田が世界各地を回って様々な民族を何枚も撮影してきて
後で絵画を描く時に、その何枚もの写真から、人物などを部分々々に抜き出して組み合わせて描いていたりして。

そのパーツが、写真のまんまだったりする、、、まるでフォトショ作業のような。
いや正確に描こうとすればそうなるよな、と納得もするわけですが。

# しかし、本人がこの世からいなくなってしまうと、
# 研究者たちは、そんなことも大々的にバラしてしまうんだな、とも。

あとそうそう、気になった展示が。
藤田の作画風景のステレオ写真が展示されていた。

当時に既にこんな撮影方法を思いついていたのかぁ、と感心したのですが、
展示している場所に何も説明がなかったのですが、
ステレオ撮影されている二枚一組の写真は、右目と左目で同時に別々の画を見ると立体的に見えるのですが、そんな見方を説明しておいてほしかったな。

# けど、写真の大きさと配置の距離からはちょっとツラいかも。

でも何セットかは、視線を交差させて、右目で左の画を、左目で右の画を見ると立体的に見えましたよ。

1~2セットは、うまく見えなかったけれど左右の展示が逆だったり?
そもそも展示する側が配置を意識してなかったりするかも、、、ってか。

# いや私の見方に根性がなかったのかも。

まぁ、いろいろと意外に楽しめました。
どの会場もとにかく空いていて、ゆっくりと楽しめて良かったです。



P.S

無料につられて、1800円の出費。

撒き餌に食いついて釣られたジジイです。