「国宝 源氏物語絵巻」
徳川美術館開館90周年記念の特別展で
全巻一挙公開 ということに惹かれて。
# ただ、やっぱり素人はダメですね。
# 全巻と聞いて、ん?ま、まさか源氏物語54帖分?なんて思ってしまうわけですから。
全巻ということは、現存しているもの全部ということで、源氏物語54帖すべてについての絵巻が現存しているわけでなく。
# いやそもそも54帖全部あったりしたのか?
ただ、今回は、徳川美術館や五島美術館や他から現存しているモノをすべて集めてきたということでした。
それにしても平安時代末期に描かれたものを我が目で見られることへのある種の感動は確かにある。
けれど、やはり年月による風化はまぬがれない。
かすれて消えてしまっていて、この部分はどうなってんの?と思わされる部分も多々あるのは残念である。
けれど、きっと専門家たちから見れば、よくここまで修復したな、と思われるに違いないのだろうな。
しかし、フト思うのは、なぜこの場面を選んだの?という素朴な疑問。
個人的には、もっと印象的なシーンがあるでしょ、なんて。
まぁ、源氏物語に対する時代を超えての個々の想いの違いを感じた絵巻たちでありました。
かなり混んでいました。行かれる方は、その覚悟で。
急いで!12月7日までです。
# 短っ!
P.S
しかしなぁ、、、源氏物語って、日本的には平安時代に既にこんな小説が!てな重要なものであることは認めるけれど、
かなりドロドロの世界の物語なのに教科書にも載っていて。
例えば、上の写真の光源氏が我が子を抱いているシーンも、
可愛いけど自分の子じゃないもんなぁ、似てないよなぁ、なんて思いながら抱いている情景は見ていてツラいっすよ、私は。
