2024年8月20日火曜日

ストーリー・セラー

有川浩。

“恋愛小説部門第1位”と帯に書かれ、

“とにかく泣ける”とポップに書かれていれば、思わず手に取ってしまうというものである。

構成は、SideAとSideBに分かれていて、

SideAは、小説を書く側の作家である彼女の死を、
SideBは、書けなくて読む側の彼の死を描く。

# って、読んだ人にしかわからない表現だろうな

物語の雰囲気は、ライトノベル感覚であって、明るく爽やかでもある。

# って、ホントは重いお話でもあるわけだけれど。

二人の馴れ初めや夫婦としての生活は、私からしたらちょっと現実感がないけれど、

# って、彼、優しすぎでしょっ。

それもこの小説を楽しくしている。

ただ、、、深読みだろうか、、、

SideAとSideBを絡ませて考え始めると、いろいろな見方が出来てわからなくなってしまった。

どちらが現実で、どちらが妄想小説の設定なの?

どちらも有り得そうな気がして。

# って、そこが作家の狙いだったり?

いや、そんな深読みはしなくていいのかもな。

そもそもSideAとSideBは、発表時期も離れているわけで、、、かな?

でもまぁ、あっという間に楽しく読めました。



P.S

けど、、、

大泣きもせず、、、

悲しい話を明るくサクッて読んでしまってちょっと反省中。