有川浩。
“恋愛小説部門第1位”と帯に書かれ、
“とにかく泣ける”とポップに書かれていれば、思わず手に取ってしまうというものである。
構成は、SideAとSideBに分かれていて、
SideAは、小説を書く側の作家である彼女の死を、
SideBは、書けなくて読む側の彼の死を描く。
# って、読んだ人にしかわからない表現だろうな
物語の雰囲気は、ライトノベル感覚であって、明るく爽やかでもある。
# って、ホントは重いお話でもあるわけだけれど。
二人の馴れ初めや夫婦としての生活は、私からしたらちょっと現実感がないけれど、
# って、彼、優しすぎでしょっ。
それもこの小説を楽しくしている。
ただ、、、深読みだろうか、、、
SideAとSideBを絡ませて考え始めると、いろいろな見方が出来てわからなくなってしまった。
どちらが現実で、どちらが妄想小説の設定なの?
どちらも有り得そうな気がして。
# って、そこが作家の狙いだったり?
いや、そんな深読みはしなくていいのかもな。
そもそもSideAとSideBは、発表時期も離れているわけで、、、かな?
でもまぁ、あっという間に楽しく読めました。
P.S
けど、、、
大泣きもせず、、、
悲しい話を明るくサクッて読んでしまってちょっと反省中。