“子どもAIプログラミング入門”というプログラミング教育の為の本であります。
対象は、小学4年生~ となっているけれど、その内容がすごい。
目次は、1~7日目ということになっていて
1日目 マウスで線を描こう
ここは、マウスの動かし方や線の引き方を練習する。
2日目 〇×クイズを作ろう
ここでは、簡単なクイズを作って〇か×かで答えるゲーム。
ただし、〇と×は画面上に手書きで答える。
したがって、〇と×の画像認識をさせるところからその手法を覚える。
3日目 AIレジを作ろう
な、なんと商品(ペン、消しゴム、はさみ)をカメラに写させて、その形状を画像認識させて
カメラに商品をかざすことによって、その商品を識別し、合計金額を計算するという内容。
4日目以降はゲームのプログラミングになるのだけれど、
カメラに自分を写させて、ジェスチャーで画面の中のモノを動かしたり、、、
音声波形を学習させて、その後は音声認識でキャラを動かしたり相手を攻撃したり、、、
いやはやスゴいっていうか、、、これが対象:小学4年生~ですぜ。
そもそもパソコンがあって、ネットもつながっているという前提が必要、
なんてことに壁を感じていたりしてはこの本は読めません。
確かに“ドラッグ&ドロップ”とか“ダウンロード”“URL”なんて言葉も
唐突にフツーに出てきますので、プログラミングというかPCド初心者にとってはツラいでしょうね。
しかし、AIが流行る現代において、小学校からこんなレベルのことに手を出すんだぁ、と驚いてしまいます。
世の若いお父さんお母さんたちは、子供たちの前にまず自分が理解して、
ちゃんと子供たちに教えられるかどうかにかかっているような気がしてなりません。
P.S
けど、、、と、ココまで書いて思うのは、、、
私も思い出されるのは、小学校3~4年の時に買ってもらった電子ブロックの類。
# 私は、電子ボード派だったけど
最初は、ワケもわからずテキスト通りにブロックを組み合わせて
ラジオやアンプ、断線警報器など作って楽しんでいた記憶がある。
その後、中学に入った頃には、部品を買ってきて、はんだごてと格闘しながら
自分でアレコレいろいろ作ってた。
文系一族だった我が家の環境の中で、誰にも教わることもなく黙々と工作していたことは、
エンジニアへの道を選んだ私の一生の中での電子ブロックの位置付けは極めて重要だった。
まぁ時代が進めば、やることが難しくなるのは仕方がないことだろうし
その環境を用意するのもお金もかかろう。
この本が小学生にとって難しいかどうか、興味が持てるようになるかどうかは
その親の心意気にかかっているように思えてならない。