2007年8月20日月曜日

雨上がりのハンバーガーショップの店頭にて

小さな女の子とお母さんがハンバーガーショップから出てきた。

小学校2年生くらいかな。

先ほどまで土砂降りだった雨も上がって、ちょっと涼しくなった。

小さな女の子は、店の前で傘をベルトで巻こうとしている。

もう傘は使わなくて済みそうだものね。

けれど、水を含んで膨らんだ傘は、ベルトが簡単に届かない。

彼女は、一生懸命手で巻き巻きしてベルトで留めようとするのだけれど、なかなか留められない。

何回も何回もやり直して、、、、

その間、お母さんは、じっと我が子の格闘を眺めている。

教えるでも手伝うでも急かすこともせず、、、

でも、その視線の暖かいこと。

我が子の成長を温かく見守っている瞬間だった。


P.S

やがて彼女は困難を乗り越えると

お母さんと手をつないで歩き始めた。

きっとあの子は、いい子に育つな、、、私は、そう確信していた。