2007年8月9日木曜日

ああ勘違い、きっと勘違い。恥ずかしい。

もうすぐ50だというのに
今日は、ジェットコースターのフォトシステムのカメラの取り付け作業。

他にもっと社員にゃ、若者がいるでしょ。
でも、、、怖いんだってさ、高いところが。

あのね、オラだって、高所恐怖症なわけ。
条件は同じわけ。
しかも、最近体重多いし、運動不足だし。

そもそも電柱をU字安全帯をつけて上がっていくわけね。
だいたい8メートルくらい。

ふと思うに、水深8mを素潜りしようとすると結構大変なわけ。
とにかく体が浮いて水面に戻される力が働く。
だから、力を抜けば、水面に戻されるわけ。

電柱もある意味同じわけ。
登ると、地上へ引き戻そうとする力が働くから、
力を抜いて、手を離せば、自然に地上に戻される力が働くわけね。

水中の場合は、息が苦しくて。
地上の場合は、息は苦しくないけれど、自然の力で地上に戻された時には、
ちょっと痛いわけ。かなり、痛いわけ。

話が逸れた。

何回も登るのヤだから、一回で終わらせようと、慎重に用意して、登頂。
「あじゃぁ~~~~~!」カメラのネジ落っことした。
で、地上に戻った。

2回目、登頂。無事、作業終了。

地上に戻ったら、遠隔でイマイチピントが合わないと言われて、
あ~、確かにマクロになっていたな。

3回も登ったワイ。1日に。
ヘロヘロ、クタクタ、汗ダクダク。

筋トレと違って、命がけで、ヘンな部分の筋肉ばかり使うので、
数日後、悲惨な痛みに襲われるんだなぁ、たぶん。
ふぅ。

しかし、、、思うわけ。
オラだって、高所恐怖症ダベさ。
けど、仕事ダベさ。

怖いのを乗り切るためには、いつも思うのさ。
ココは、高くないってばさ。地上1mだってばさ。
そう思って、自分の目線より上しか見ないでのぼり、作業する。

人生もそうなんだ。
常に未来だけ見てりゃいいのさ。

そんな哲学が一瞬頭の中を通り過ぎた。
ふぅ。


P.S

今日も営業中の遊園地。

電柱に登って、カメラの交換作業をしているのだから、まったく映っていないのに、
コースターに乗っている青年男女は、カメラに向かって手を振る、ピースをする。
みんなが手を振るものの、カメラには映っていないわけでしょ。

だから、私は、思ったわけ。
オラにみんな手ぇ振ってんだぁ。
思わず、手を振り返す私。思わずピースで返す私。

車両からは、妙に受けた気がしたのだけれど、、、。
後で、他の社員達に言われた。

みんなカメラが動いていると思って、カメラに向かって手を振ってたんですよ。
ですから、きっと、みんなは、、、
電柱に登ったヘルメット姿のお調子者オヤジが
みんなに高いところからただ手を振ってるように見えただけですよ。

......。

オレって、ただのアホじゃん。

もう、登らん。絶対、登らん。