2024年6月13日木曜日

わたしは、ダニエル・ブレイク

心臓病で医者は仕事を休めと言い、
役所では、働けるカラダなので失業給付金は出せないと言われ、、、

役所の対応にイラつきながらも、シングルマザーの貧困家庭と出会い、お互い助け合いながら、、、

最後はちょっと哀しい。

まぁお国の事情もあれば、制度の違いもあろう。
そういった制度を巧みに使いこなしていたりもする人間もいよう。

けれど、彼は威厳を失わず、何事にも一生懸命取り組み、真面目に生きているはずが、なかなかうまくいかない。

それを不器用と言ってしまいたくないけれど、きっと世の中にはそんな人はいっぱいいそうで
いろいろ考えさせられる物語であった。



P.S

あへて書いてしまう。

私も雇用保険をもらった経験がある。

通常、自己都合だと支給は請求後3カ月かかるが、
心臓病の理由で給付制限がかからなかった。

そんなシステムことは全く知らなかったけれど、
役所の担当者が教えてくれて、そんな計らいとなった。

だから、きっと私は運が良かったのだと思う。

けれど、確かに映画のように、月に2回の求職活動はしなければならなかったし、
それらが貴重な経験となったことも事実である。

世には、思わぬカタチで貧困に陥った家庭は、確かに存在する。
そんなのは“自己責任”と言ってのける人もいるだろうけれど、

少なくともその家庭の子供たちには、罪はないと思う。

だから、私は子供食堂で勉強を教えている。