2001年作。監督は、今 敏。
ず~っと気になっていたアニメ。
やっと見る気になって鑑賞。
最初は、なんなの?SFなの?ギャグなの?と思いつつも、
話の流れがスムーズであれよあれよとその世界観に連れ込まれる。
ノスタルジーを感じさせながらも、一途なその想いに応援したくなる。
時空を超えたシーン、現実と虚構の混在、人の想いがその場面を作り出し、
それらを超越して素直にツッコむカメラマンの存在もなかなかいい。
内容に複雑さは感じられないけれど、鑑賞者に何かを想い出させてくれそうだ。
たまに発せられるセリフにもなかなか感慨深いモノがあったりして。
結局、「鍵」とは何だったのか?
いや、それはきっともはや問題ではない。
恋でもモノでも、それを手に入れたり達成するまでのコトが
人の人生をカタチ作っていることを思い出させてくれたような気がする。
きっと実写ではしらけてしまうんじゃないか?
そう思わせてくれるなかなか秀逸なアニメの一品でありました。
こういうアニメ、私は好きです。
P.S
監督の今敏は、2010年にすい臓がんで46歳で亡くなっている。
非常に残念である。
心からご冥福をお祈りいたします。