2024年6月21日金曜日

VR世界にて

私は、小さい頃から3Dが好きで、
幸せにも3D関連機器の設計をしていたこともある。

そんな私に
「やっぱり3DやVRって流行らないね。」
と声をかけてくる人もいる。

まぁ他人はどう思っていようが構わないけれど、
私はどちらかというと、今もVRで夢中に遊んでいる人間である。

もっとも最近は、RecRoomで遊ぶことばかりであるけれども、
それにしても楽しいので。

-----

昨日のことである。
偶然、気の合う人と出会って、クエストで5時間も戦い続けた。

二人で協力して戦う。
一緒に走って、お互い助け合って、協力し合って、敵を倒す。
その阿吽の呼吸が合う人とのプレイは実に楽しい。

最期には、「今度会ったらまた声かけるね。」
そう言われて別れた。
 
で、何気にお相手のプロファイルを見たら、14歳の女の子だった。

-----

3年程前、とある女性とクエストを何回か一緒に戦ったことがある。

いつも子供たちを連れていて、落ち着いた話し方で
振る舞いも子供達に対する愛情が溢れてるんだな。
笑い声も素敵だ。

「前にも一緒に戦ったことあるわよね。」

そう話かけられてフレンドになった。
プロファイルを見たら71歳の女性だった。

圧倒的な強さで子供たちを守りながらプレイしている姿は、
もはや私の師匠となった。

が、最近なかなか会えないな、と思っていたら、
プロファイル欄で半年前に73歳になったばかりに彼女が亡くなったことを知った。

残念でならない。

-----

もう2年前のことになる。

「Yuki!Yuki!」とクエストやドッチボールではしゃぎまくってた時
突然、「ボク14だけど、いくつ?」とフト歳を尋ねられた。

ちょっと迷ったけれど、「64」って答えたら、途端に無口になっちゃった彼。
しばらくして口から出てきた言葉は「若く見えるよ。」

そりゃそうだろアバターなんだから。

-----

他人からなんと言われようが、
やはりVR世界での出来事も現実と同じくらい楽しい。

# いや、現実よりも楽しいよね。

まぁ、変に流行って妙な状態になるよりは、
VR好き者達だけの世界であって構わないと私は思う。

いつまで楽しめるかなぁ。
いつまでも楽しみたいなぁ。



P.S

自分のプロファイル欄に年齢を書いておこうか迷う。

歳をバラすとやっぱフレンドは減っちゃうかなぁ。
不義理で申し訳ないけれど、ちょっと迷う、大いに迷う。