2008年6月28日土曜日

ラスベガスをぶっつぶせ

原題は、「21」。

個人的には、見事にツボを押されました。

以前からちょくちょく書いているように、
ギャンブルを数学的に検討するのが好きな私は、この手のストーリーに弱い。

最初のモンティホールの命題などは、
鑑賞者は、これを素直に納得できるのかなぁ?
そんな思いに心配しましたが、ま、それはさて置いて。

ただ、数学的に弱い人、ブラックジャックを知らない人には、
技術的なことはさっぱりかもしれませんね。

また、ブラックジャックの細かい勝ち方を提示されるわけではないので、
そういう意味では、すっきり出来る映画ではありません。

でも、この映画が実話をもとにしている以上
唯一(?)数学的に解析されているゲーム、ブラックジャックで、
頭さえ良ければ、本当に勝てるんだぁ!というのが実践されていることは、
私のような凡人の夢を叶えてくれているような気がしてうれしい。

ギャンブルの数学化って、理論は立てられても凡人じゃ実践できないですから。
それをやってくれたとなれば、

「そうなんだよ、頭さえ良くて、数学さえ出来れば、やっぱり勝てるんだ!」

そんな実証がうれしい。

ただ、それに付随する人間関係がどうも私にはすっきりしませんが、
まぁ、ドンデン返しがそれなりだったからいいや。

たぶん、評価が大きく分かれる映画だろうなぁ、、、そんな気がします。



P.S

ご父兄の皆様へ

この映画を子供に見せて、勉強のやる気を出させようとしても無理だと思います。