ある日突然、私は、母に言った。
「オレの母子手帳見せてよ。」
「そんなもんわからん、突然言われたって。」
そりゃ、そんなもんだろうな、確かに。
けれど、数週間経って、連絡があった。
「見つかったから、今度、渡すわぁ。」
で、実にこの写真、私の母子手帳であります。
実に、昭和32年物であったりする。
数々の夜逃げ、引越し、を繰り返したにもかかわらず
風雨に耐えて、50年。
ヘソの緒と共に今ここに再度出現した。
とにかく意味もなく持ち続けてくれていた母に感謝である。
P.S
「なんで、突然、そんなものを欲しがるのよ?」
一生懸命探してくれたその行動を推測するに、
四柱推命の精度を上げたいだけ、、、とは、
さすがに言えなかった。