村上春樹著です。
たぶん、この小説は、きっと読書上級者向けの小説な気もしたりして。
だから、そうでない私は、最後の収束の仕方にイマイチ不満というか、
期待をちょっとだけ裏切られたような気がしたりして、、、
でも、作中に出てくる哲学は、とても味があるような気がしました。
ただ推理小説でなくても、やはり映画と同じようにネタバレにつながるといけないので、、、
でも、せっかくだから、登場者に向けてひとこと、、、
大島さんへ
私は、ある種、貴方のような人間にあこがれます。
生理的、というか、人体的に問題を抱えながらも、
その教養と冷静さにあこがれてしまいます。
ナカタさんへ
なぜ、そんな運命を背負う人間に選ばれてしまったのでしょうね。
でも、過去が憶えていられないのなら、
人生は辛くはなかったのでしょうか?
まずは、おつかれさまでした、、、と伝えたい。
佐伯さんへ
あなたは、きっと苦しい思いをしたのでしょうね。
でも、きっとそれに匹敵する幸せな短い時間もあったはず。
ナカタさんに比べれば、きっと幸せな人生だった、と
思うべきだと思いませんか?
ホシノさんへ
この小説の中で、ひとつの救いがあるとすれば、、、
それは、あなたの存在だったと思います。
今年は、中日ドラゴンズが優勝しそうです。
きっと、どこかで頑張っているあなたへのプレゼントですね。
田村カフカくんへ
とにかく君はまだ若いんだから、頑張ってください。
P.S
これって、すげぇ~ネタバレか?
そんなことはないよね。
きっと読んだ方には、懐かしい思いにとらわれるんじゃないかな、そう期待して。
でも私は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の方が好きです。